凡人が成功できる理由とは
結論① 凡人は受け入れられやすい
営業マンとして対峙する相手は社長でしょうか、総務課長でしょうか、
また購買部やシステム課の担当でしょうか。
いずれにしてもそうした相手は「自分より輝いている人」や「立派な肩書をもつ人」に
警戒感を持つことが多いもの。
その点で、凄いクロージングでまんまと買わされてしまいそうになる
「天才的なスーパー営業マン」は警戒されてしまいます。
それよりも警戒されることのない肩書無しのヒラ営業マンのほうが
ずっと会いやすいし気も楽なはず。
凡人は相手から下に見られることも多いですが、
その分、誰にでも受け入れられやすいという長所があります。
凡人はインスピレーションで突拍子もない行動をしません。
営業の基本と呼べる手法に則りこれに忠実に動きます。
基本を身に着けるとブレることがなく、その延長上でアイディアを出し、
次第に応用がきくようになります。
「凡事徹底」は最終的に天才営業マンをも脅かす大きな武器になります。
結論② 凡人は無理やり売ることをしない=今の時代それが正解
成約率100%とか95%の!と称するようなスーパー営業マンは
確かにそれだけ売れば金銭的には「大成功」と呼べるレベルに到達できます。
しかしながら、そうしたスーパー営業マンは自分の実績を落とさないために
多少無理やりでもコミットのために「ねじ込む」ような売り方をすることもしばしばです。
お客様に不満足を与える営業では次の指名がありませんが、
次の指名などなくても目の前の見込み客にハンコをつかせれば成約率は落ちませんから
「スーパー営業マン」の名前は維持できます。
凡人営業マンでいいのです。
「顧客は一生もの」であると捉えれば、
無理やり売って・・のデメリットのほうが大きいはずですね。
顧客のニーズに応え、満足度を高めることに集中すれば
凡人営業マンは長い目で好成績をキープできる営業マンになります。